サンドイッチで朝食を食べ、午前九時前に家を出る。阪急電車で宝塚まで行き、そこからJR福知山線に乗り換えて一駅、生瀬で降りる。
同じ行き先の人が多くて、生瀬駅のトイレは大混雑だった。
生瀬駅から1キロ程は国道176号線の歩道を歩いていく。中国自動車道の高架をくぐった先で右手に分岐、廃線跡に入る。最初は畑の脇の道を通っていく。このあたりは枕木も残っておらず、廃線の面影はほとんどない。
武庫川へ流れ込む小川をまたぐ小さな鉄橋。だんだん廃線跡らしくなってきた。福知山線がまだ単線非電化の時代、生瀬〜武田尾間はこの武庫川沿いのルートを通っていた。1986年の複線化電化に伴って、トンネル経由の短絡ルートが出来たためにこのルートは廃線になったのだ。その後はハイキングルートとして使われているが、JR西日本が公式に認めているわけではない。（だから「橋りょう上歩行禁止」などという看板が立っている。みんな気にせず渡っているけど）
武庫川もこのあたりは岩が多い。
鉄橋の上で。
ちょっと怖いが、川をのぞき込んでみる。
二番目の鉄橋を渡る。
下には巨大な岩が。
いよいよ最初のトンネルが見えてきた。「北山第1トンネル」である。
北山第1トンネルの前で。
トンネルの中から振り返ってみたところ。中は照明がなく真っ暗なので、懐中電灯は必携だ。
トンネルを抜けたあたりから、足元には枕木が現れ始める。廃線の雰囲気はあるが、ちょっと歩きにくい。
北山第２トンネル。このルートで一番長いトンネルで、全長473メートル。通り抜けるのに5分以上かかる。
これはトンネルというより、落石保護のロックシェードだろうか。
川を見ると、激流にはカヌーの人たちがいた。
横溝尾トンネルを抜けると、すぐに武庫川をまたぐ「武庫川第２橋梁」である。ここが廃線跡ウォークのハイライトだ。記念撮影する人も多い。
橋梁の前で。線路は取り外されて枕木だけが残っている。さすがに枕木の上は渡れないが、脇にある保線用の歩廊を渡っていくことができる。
前を渡っているのはトイプードル。
横の枕木を見ながら渡っていく。
りねさんとチャミー。
橋梁を渡り終えるとまたすぐトンネルがある。これは「長尾山第１トンネル」。
トンネルを抜けてしばらく歩くと、「さくらの園」がある。このあたりまで来ると立て札が立っていたり、だいぶハイキングコースらしくなってくる。
「長尾山第２トンネル」。
「長尾山第３トンネル」。これでトンネルはラストだ。
ハイキングコースも終わりが近い。
ハイキングコースの入口あたりは広場になっていて、みんなお弁当を食べていた。その後、すぐ近くにある茶屋『さくらや』で昼食を食べる。私は親子丼、りねさんはきつねそば。この店は犬連れOKだった。
昼食を食べて帰途に着く。
武田尾駅まで行って、福知山線で宝塚まで戻る。ついでだから、宝塚大劇場に続く「花のみち」をちょっと散歩。ロッテリアのテラス席でコーヒーを飲んでから帰ってきた。
帰ってきてからはちょっと昼寝、そして夕食は家で食べる。帰りに十三駅で買った『551蓬莱』の豚まんだった。
